行ってきました!
400名規模を超えるWeb Innovation SHareイベント、 #WISH2009 。
http://agilemedia.jp/wish2009/report/review_25_0.html
↑すでにたくさんの方が記事を書いています。
せっかくなのでノミネートされた14サービスのうち、受賞はなかったけど
個人的に感銘を受けたものについて述べさせていただきます。
いまだに「インターネット」というとそれだけで、たとえば
- 子供の教育に良くない
- 2ちゃんねるとかダメ、ゼッタイ!
- 怖いところ、おそろしいところ、姥捨て山 (??)
といった実害の面が強調されたりするケースがまだまだあります。
(実際、近づくべきでないサイトもたくさんありますが。)
そんな中で、ユーザー数の実にほぼ過半数を「小中学生」が占める
サービスがあります。それが今回プレゼンのあった「こくばん.in」でした。
マウスで黒板に好きなだけお絵かきができるサイトです。
学校でやったら叱られますが、ここなら自由。
また粉がパラパラ落ちたり、1回黒板消しでなぞっただけでは
きれいに消えなかったりと妙にリアル。
描く過程も全て録画され、人の描いた絵もYouTubeのような感じで
どうやって描いたかを倍速再生とかでチェックできます。
問題は、小中学生なので
- マナーが悪い。
- 仲間はずれや陰口の温床になってしまう。
- 利己的な行動に走る。
といった問題が普通は山積みなんです、普通は。
ところがこのサイトの運営企業、素晴らしい理念と工夫で
なんとこれらを解決しちゃったんですね。
1.マナーが悪い。
・サイト上の黒板に手描きで、かつ小学生でも分かる言葉で
マナーのいろはを目立つように書いてアナウンス。
例:パスワードを誰かに教え、それが原因で何かトラブルが起きても自己責任です。
・さらに「友達募集機能」という追加機能は、マナーのテストに回答して
全問正解した人じゃないと使えない。
結果的に、その機能目当てでマナーを勉強することに。
2.仲間はずれや陰口の温床になってしまう。
・仲間はずれ、はぶることが起きないよう、絵を「範囲限定で公開する」
といったmixiにあるような機能はあえてつけず。
・さらに、悪口を書こうとしても、コメントを書くと自分のポイントが減り、
相手のポイントが増える仕組み。
仮に相手をけなそうとすればするほど相手のポイントになって
相手が幸せになるので、自分のそういった行動が無意味だと感じる。
3.利己的な行動に走る。
・自分の絵に対して「自分が決めた評価文」をクリックさせて
評価してもらうシステムもある。
例:「超うまいね」「自分には描けないなぁ」「まあまあかな」「また見に来ます」
これを訪問者が行うとランダムで自分のポイントが増える仕組み。
なので、これをクリックする動機はポイント目的(利己的)なのだが、
絵を描いた側には何らかのフィードバックが入るので嬉しい。
⇒利己的な行動が、相手の幸せに直結する仕組み。
こういった工夫を色々していった結果、なんと小中学生の利用者の間での
悪口やトラブルがほぼなくなったという状態が、今実現しているのだそうです。
これは今までの掲示板やブログなどでなかなか出せなかった成果だと思います。
「僕はこくばん.inでインターネットのマナーを覚えました」とたくさんの子供が
言ってくれるようなそんなサービスでありたいという理念、ステキだと思いませんか?
(おまけ)
さて、充分なリテラシーを持ったつもりでマナーテストなんて受かる気満々だった自分。
チャレンジしたら見事に玉砕…(涙)
少なくとも小中学生が、適当に何度かテストを受けたら合格できるような
甘い仕組みにはなっていませんのでご安心を!(苦笑)
絵は描けない自分ですが、サイト内のガイドライン、案内の仕方などが
参考になるので登録させていただいたのでした。
他にも驚き・感心のサービスやガジェットなどが盛りだくさんで、行けて良かったでつ!
(自分の服をオンライン管理するサービスとか⇒いらなくなったらWebからそのままフリマで売れる)
↓興味があれば、他に参加された方々の記事をご覧くだしあ。