28.涙が出るほどの充実感を
本当の充実感を知ってしまうと、安楽でいることに何の魅力も感じなくなってしまうものです。
逆にいえば、本当に充実した体験がないと、安楽がないと生きていくことができないような気持ちになってしまいます。
充実の欲求は安楽の欲求に比べてみれば、とても弱い欲求なのですが、それが満たされた時の充実感は、きわめて大きなインパクトのあるものです。
例えば、どれだけ安楽でも涙を流すことはありませんが、大きな充実感を得た時には、涙が自然に出てくることでしょう。
そのような充実感によって、私たちは自分が今ここに生きている価値を強く認識することができます。
一方、安楽であればあるほど生きることが楽なだけで、生きている価値がわからなくなっていくものです。
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