コミックスのページ埋めに、各キャラクターの腕だけが描かれ、それが誰か解るか?というクイズがあるのだが、それができるほど、腕だけでわかるようにデザインされている。
キャッチ力のある奴の手は指紋までかかれている、クォーターバックは指が長い、ランニングバックは指が長い、ラインはポパイのように前腕の方が上腕より太い。などキャラクター性とユニット性能と見た目の解りやすさはかなりのもの。
アメフトという、ヘルメットを被ってプロテクターを着けてしまえば誰だかわからなくなるスポーツだけに、その辺に気を使ってあるのだろう。
さらに。漫画的に不要と思われる描写はばっさりオミットしている。
アメフトはタッチダウンすると、ボーナスゲームとして更に得点チャンスがあるのだけど、連載初期はそこに詳しく触れない。何かやってる程度で流す。
これはボーナスゲームで重要なキッカーが泥門に居なかった為だが、どちらかというと話をシンプルにするため、まずキッカー無しで話を始め、物語の成熟にあわせボーナスゲームの説明、キッカーの重要性の説明と後追いで描写したのだろう。
アメフトという、殆ど日本で馴染みの無いスポーツを扱うという欠点を、それゆえルールなんか誰も詳しく知らないから、描く場所オミットする場所を任意に取捨選択できる強みとして上手く生かしたのだろう。これがもし野球でキャッチャー不在で話が始められるかと言えば無理だし。
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前半は描く能力のすごさ。 |