そして、苦労してこの壁を乗り越えたとしても、目の前に立ちふさがるもう1つの高い壁にぶち当たる。中国で売ること以上に大変な「代金回収」という壁だ。
今回は、この「代金回収」の壁が日系企業にとって想像以上の「厚い壁」になりかねないリスクについて、指摘する。
大前提として、中国では日本と同じように「月末締めの翌月末払い」の感覚で商売をしてしまうと、まず代金回収はできない。おカネをもらわないうちに商品を先に渡した時点で、中国では「負け」となるからだ。
「中国のAmazonで書籍を購入する中国人の9割が、クレジットカードによる先払いではなく、(商品を確認した後におカネを払える)代引きを選ぶ」という事実が示すように、「相手より先に人質を渡さない」というのが中国における常識なのだ。
「キャッシュ・オン・デリバリーで商売すれば問題がないのでは?」と考える人もいるかもしれないが、そう単純な話ではない。ビジネスには力関係が影響するからだ。
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