8/12公開となった映画「ツリー・オブ・ライフ(Tree of Life)」。
先日、AMNさんによる試写会イベントに招待して頂いたことでこの映画を
観せて頂いたのだが、ここ数年で観た映画の中では異色の作品だった。
そう、これまで「異色」と言っていたものは訂正したくなるほどに。

試写会で宣伝プロデューサーの脇坂さんが言っていたとおり
「観た人にしかわからない魅力」を持つ作品だった。
別の言い方をすれば、フライヤーなどのあらすじを見て
映画の内容・構成を予測した人が100人あったとしても、
まず「予定調和」はおそらく1人も起きないであろう、そんな映画である。
もし本作品が「家族愛を描いた感動映画」であれば、構成も予測できるだろう。
だがそうではないところに、カンヌ映画祭でパルムドールを取った所以がある。
(と私は思う。)
「どうだった?」と友達に訊かれれば
「良かったよー」「もう感動した!」といった、ある意味“聴き慣れた”
問題なく流れていくようなやり取りが生じる、「よくある映画」ではない。
2時間18分の時間の中で、大半を占める、ある系統の映像。(あえて書かない。)
それもひっくるめて、この作品を観るというか、その時間に身を投じるというか、
(かなり乱暴な言い方だが誤解を恐れずに言えば、)
牛丼が大好きな人にこそ「メガ盛り牛丼」を食べてもらいたいように、
映画が大好きな人にこそ「ツリーオブライフ」を観てもらいたい。味わってもらいたい。
そして、消化に時間をかけてほしい。
なかなか消化できなかったらできなかったで、たとえば
ソーシャルメディア上に自分の想いを投じてみたらいいのではなかろうか。
池に一石を投じれば波紋が生じるように、
今はソーシャルメディア上で、きっと何かが生じ、大きな渦になるかもしれない。
起こした波紋や渦により、別の角度でこの映画が評価されるかもしれない。
まさに「2001年 宇宙の旅」の現代版だ。
そして、今ならその歴史を作る側に、誰もが参加できるという点が面白いところだ。
参加し、映画界の歴史の渦の証人となるために、映画好きの方には
まず観て頂きたい作品、「ツリー・オブ・ライフ」。
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