・対談「著名作家と出版社が電子書籍の未来を語る!」
作家・福井晴敏氏×講談社 代表取締役副社長(日本電子書籍出版社協会代表理事)氏野間省伸
・シンポジウム「電子書籍の有力プレイヤーが明かす最新情報と未来形」
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内容については割愛。けれど、これに参加したことでわかったことがたくさんあり、そういう意味で貴重な体験ができたのかもしれない(と思うことにした)。
わかったこととは、
・業界団体は、いまだに現場とは程遠い場所で「電子書籍」を考えている
・既得権益の死守と利益獲得のためのゲームに乗り遅れんとす……といった感覚で「電子書籍」を捉えていること
(そして残念ながら、そういう方々が各社の電子書籍牽引役のリーダーになっていること)
このサミット会期中にTwitterの#denshiでいろんな方と話していて気づいたのは、現場レベルでは現在出版業界が抱える矛盾と対峙しながら、それぞれの環境下でできることを模索する人が数多くいるということ。そして、電子書籍元年と声高に言われ続けてしばらく経った今だからこそ、このシンポジウムと対談には多くの人が期待を寄せ、そして、落胆したことだ。
キンドルは、イーインク社の電子ペーパーを使っている。
従来のディスプレーと見た目がまったく違う。
目に優しい。
「せ
んせい」というオモチャがある。マグネットペンで白板に触れると内側に砂鉄が付着して絵が描けるオモチャだ。
キンドルの表示は、あのオモチャの緻密な感じである。
キンドルで本を読んでいると、目が疲れないことに驚く。
パソコンやテレビなどを見ている時に目がとても疲れていたことを再発見するほどだ。
これは、発光型のディスプレーではなく、紙と同じような仕組みで見ることができる電子ペーパーの技術の凄さだ。
松下が2003年にシグマブック、ソニーが2004年にリブリエという電子書籍リーダーを発売したが、タイトル数がわずか数百点と悲惨なぐらいに少なかったうえ、出版社側の要請で「期限が切れたら読めなくなる」という貸本形式を採用したため、まったく売れなかった。シグマブックの販売台数はわずか2000 台ぐらいだったという話も聞いたことがある。結果、両社ともあえなく2007年に撤退。ちなみにリブリエもシグマブックも製品の出来は決して悪くなく、現在北米で発売されていて市場シェア2位のSony Readerはリブリエの後継機種だ。だから問題は製品単体ではなく、電子書籍の流通・購読システムにあったことは明らか。
秋田書店は11日、大日本印刷(DNP)と共同で、過去の印刷アーカイブを使用して、休刊雑誌の電子書籍コンテンツ化を開始したことを発表した。
携帯・PC版「あの人に会いたい!若き童謡詩人 金子みすゞ」 DSvision版「あの人に会いたい!若き童謡詩人 金子みすゞ」
【左】携帯・PC版「あの人に会いたい!若き童謡詩人 金子みすゞ」 【右】DSvision版「あの人に会いたい!若き童謡詩人 金子みすゞ」
秋田書店が1974年に発行開始し、DNPが印刷を行っていた歴史雑誌「歴史と旅」(2003年休刊)の内容から、第1弾として、童謡詩人『金子みすゞ』の記事(2001年9月号特集)を、DNPがデジタル化を行う。そのデジタルデータを基に、DNPが出資している電子取次事業を行うモバイルブック・ジェーピー(MBJ)が携帯電話・PC向けコンテンツに、am3は「DSvision」向けコンテンツに、それぞれ加工。「あの人に会いたい!若き童謡詩人 金子みすゞ」(1コンテンツ)としてDNPが運営する携帯電話向け電子書籍サイト「よみっち」で5月15日より販売開始、am3がニンテンドーDS向けコンテンツ配信サービス「DSvision」で同日より販売開始する。価格はいずれも税別250円。
秋田書店、DNP、MBJ、am3の4社は、今後も「歴史と旅」や、歴史をテーマにした単行本から、歴史上の人物にフォーカスした特集記事を電子書籍コンテンツ化していく予定だ。