リアルタイム視聴時の設問は次の通りだ(F1回答/M1回答)。
- ■ だいたいしっかり見る(7.9%/8.4%)
- ■ 見ないこともあるが、しっかり見ることが多い(26.6%/31.1%)
- ■ 見ないことが多いが、たまにしっかり見る(47.8%/50.0%)
- ■ ほとんど見ない(17.7%/10.5%)
この4つの選択肢のうち、なんと3つに「しっかり」という単語が含まれており、それらをCMをしっかり見る人と集計して、『しっかり見る計:82.3%』『しっかり見る計89.5%』『M1・F1ともに、CMを見ない人は1割台にとどまる。(リアルタイム視聴時)。』という奇妙な結論を導き出している。しかし、この選択肢を見ると、基本的にCMを見ると回答しているのはせいぜい前者2つで、後者2つは基本的にCMを見ないと捉える方が妥当だろう。CMを見る割合が多くなる結論が得られるように、選択肢が意図的に設定され、期待する結論が導出されている訳だ。
一方、録画番組視聴時の設問は次の通りだ。
- ■ 早送りをしないで、そのまま見ることが多い(7.2%/5.0%)
- ■ 早送りをするが、気になるCMは止めて見ることがある(21.1%/20.5%)
- ■ 早送りをしてCMを止めて見ることはほとんど無い(57.3%/65.8%)
- ■ 録画の時点でCMはカットすることが多い(14.4%/8.8%)
この4つの選択肢において、前者2つがCMを「しっかり見る」とされ、『録画番組視聴時の「テレビCMをしっかり見る計」の割合は、M1が28.3%、F1が25.5%。』という結論を導き出している。しかし、選択肢を素直に解釈するのであれば、CMをしっかり見ているのは一番最初の選択肢ひとつのみで、残りは早送りかカットが基本という事だろう。録画機器の普及により、テレビCM効果が減少しているのではないかという批判に常に晒されている広告業界としては、CMの効果が充分にあるという事を訴えたかったのだろうが、やり方が姑息だと言わざるを得ない。
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(Reblog from...) 我田引水なM1・F1総研の分析レポートを容赦なく添削してみた - A Successful Failure ここまで姑息にしないといけないぐらい、 |
